画像を整理するための何か 4.6.2

画像振り分けソフトです。著作権は うっかりそふと/Ukkarisoft にあります。このソフトウェアは自己責任で使っていただき作者は一切責任を負わないものとします。転載は非営利のウェブサイトか非営利のアップローダでのみ許可します。

使い方

起動すると簡単な説明を表示します。

左上の Key ボタンをクリックすると振り分け先を登録する画面になります。

振り分け先フォルダをドロップすると上の欄にパスが表示されます。下の欄に割り当てる文字列を記入し登録ボタンをクリックします。

このソフトは画像を削除する機能がありません。不要な画像を一時的に入れておくゴミ箱フォルダも登録しておくと便利です。

下のチェックボックスをチェックすると、そのキーに限りコピーしようとしても移動するようになります。ゴミ箱用のフォルダは移動専用にしておくと便利です。移動専用のフォルダに同じファイルがあっても名前を変えて移動します。

一通り振り分け先フォルダを登録したら終了ボタンをクリックします。

次に振り分け元フォルダをドロップすると、その中の画像を順次表示します。

タイトルバーには表示中の画像の順番と総ファイル数と画像の大きさとパスを表示します。

画像のパスはドライブ名と最下位のフォルダ名とファイル名のみ表示します。

フォルダやファイルの開き方

ウィンドウをダブルクリックすると次の画像を表示するウィンドウが現れます。そのウィンドウをダブルクリックすると消えます。

例えば 201007 というフォルダに振り分けたい場合上の欄に予め登録してある振り分け用の文字列 1007 を入力します。

全て手作業で入力しても構いませんが、途中まで入力しておいて Caps Lock キーを押すと残りを補完してくれます。

Caps Lock のキーコードは機種依存なので環境設定で適切に指定してください。

望み通りの結果にならないときは繰り返し Caps Lock キーを押します。

次に Shift を押したままエンターキーを押してみましょう。

すると上の入力欄が黄色くなります。 Shift + Enter で画像をコピーします。コピーした場合は上の入力欄が黄色になります。

Shift を押さずにエンターキーを押すと画像を移動します。

Enter と Shift + Enter の機能は環境設定で入れ換えることができます。

上の例では 201007 フォルダに一度画像をコピーして、もう一度同じ画像を移動させようとしました。振り分け先に同じ名前のファイルがあればファイルの中身を調べ、中身も同じ場合は移動やコピーはせず入力欄の色を変えて注意を促します。中身が異なれば名前を少し変えて処理します。

不要な画像はゴミ箱フォルダに移しておいて後でまとめて削除しましょう。

途中まで入力しておいて Caps Lock キーを押します。

エンターキーを押して移動します。移動するときは入力欄の色は変わりません。

振り分け元フォルダに表示できる画像がなくなると上のようなメッセージが出ます。

表示できる画像のないフォルダを開こうとするとタイトルバーに Empty と表示します。4.3.0 からはカーソルキーでフォルダを移動することができるようになりました。下位や隣のフォルダの画像も続けて処理したいときに便利です。環境設定でカーソルキー以外のキーを割り当てることもできます。フォルダを移動した場合はそれまでの履歴は全て破棄されます。

環境設定

左上の Pref ボタンをクリックすると環境設定画面になります。

自動補完を有効にすると入力欄に文字を書き加える度に Caps Lock キーを押さなくても補完します。

Enter で入力欄を空にするとは Enter キーを押し画像を移動したりコピーしたりしたときに入力欄の文字を消すということです。

Enter でコピーするとは Shift キーを押さずに Enter キーのみで画像をコピーするということです。この場合 Shift + Enter で画像を移動します。

Caps Lock のキーコードは 240 になっていますが機種依存なので適切に指定してください。

履歴用のキーコードは最初は Esc キーの 27 になっています。必要に応じて変更してください。

最初に戻るキーコードは最初は Home キーの 36 になっています。必要に応じて変更してください。

ディレクトリ移動用のキーコードは最初は↑↓←→の 38, 40, 37, 39 になっています。必要に応じて変更してください。

キーコードモニタは、左下の入力欄にフォーカスがあるときに何かキーを押すと、そのキーコードを表示する機能です。

Shift, Alt, Ctrl キーを併用した場合は大きな数字になりますが独自仕様ですので気にせずそのままお使い下さい。

登録ボタンをクリックすると設定を更新します。終了ボタンを押すと設定を変更せずに設定画面を閉じます。

その他の機能

左上の Open ボタンをクリックすると入力欄の文字列に応じたフォルダを開きます。主にゴミ箱フォルダを開くときに利用すると便利です。

Resume ボタンをクリックすると前回終了したときに表示していた画像から作業を始めます。

Esc キーを押すと履歴を遡ります。これはアンドゥではないので移動したファイルは元の名前や元の場所に戻るわけではありません。環境設定で他のキーを割り当てることもできます。

Home キーを押すと先頭の画像に移動します。最初からやり直したいときなどに便利です。環境設定で他のキーを割り当てることもできます。

Sort ボタンをクリックするとポップアップメニューが現れます。Ascending で昇順、Descending で降順、Shuffle で不規則にファイルを並べ替えます。並べ替えると履歴は破棄されます。

半角イコールに続いて半角数字を入力し Enter を押すとその数字の順番のファイルを表示します。

大きい画像は縮小して表示しますが左クリックで元の大きさになります。もう一度左クリックすると再び縮小します。

スクロールバーが出ているときはマウスホイールでスクロールします。右クリックでスクロールの方向が変わります。

4.5.6 から画像の種類は拡張子ではなくファイルのヘッダで判断するようにしました。

拡張子が間違っているファイルを読み込んでもだいたい正しく表示できると思います。

そのとき拡張子は修正し入力欄の色が変わり注意を促します。

IniFile について

Main

Maximized
最大化したまま終了したときは 1 となっています。
Top, Left
ウィンドウの位置です。
Width, Height
ウィンドウの大きさです。
stdcolor, mvcolor, cpcolor, excolor, sacolor
上の入力欄の色を六桁の RGB で指定します。それぞれ標準時、移動時、コピー時、拡張子修正時、同一画像検出時です。初期状態では標準時と移動時が FFFFFF、コピー時が FFFF00、拡張子修正時が 00FF00、同一画像検出時が 00FFFF です。
CompKey
Key を自動補完する機能を割り当てるキーコードです。最初は作者の環境での caps lock キーの 240 を割り当てていますが、caps lock のキーコードは機種依存の可能性があるので IniFile で指定できるようにしました。
HistoryBack
履歴を遡るためのキーコードです。最初は Esc キーの 27 になっています。
FirstFile
先頭の画像に移動するためのキーコードです。最初は Home キーの 36 になっています。
AutoComp
0 で自動補完無効、1 で有効です。
AutoDelete
1 なら Enter キーを押したときに入力欄を空にします。
EnterToCopy
0 なら Enter で移動、Shift + Enter でコピー、1 ならその逆です。
MoveOnly
移動専用のキーを半角コンマで区切って列記します。
ParentDirectory, ChildDirectory, PreviousDirectory, NextDirectory
フォルダ移動用のキーコードです。最初は↑↓←→の 38, 40, 37, 39 になっています。
LastDirectory, LastFile
終了時に開いていたディレクトリとファイルです。Resume するときに使います。

Thumbnail

Visible
次の画像を表示するウィンドウを 0 で表示せず 1 で表示します。
Left, Top
別窓の位置です。
Width, Height
別窓の大きさです。

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